同業者からオイル消費が多いとのことでオイル下がりの修理です。
オイル下がりの症状は、走行中はわかりませんがアイドリング状態ではしばらくすると白煙が少し出ます。
また始動時に白煙がそこそこ出ます。
バルブステムシールの硬化が原因で、吸気負圧によりINバルブを伝って燃焼室にオイルが入り燃えることです。
そもそもの原因はオイル管理が悪い場合や渋滞等でオーバーヒート気味での使用が考えられます。
シリンダーヘッド脱着せずにステムシール交換します。
一番の上死点を正確に測定します。

タイミングチェーンを落ちないようにしてカムシャフトを外します。

タペットはバルブごとに厚さが違うので順番どうりに整列

ここから自作ツールで燃焼室へ圧力かけてからバルブスプリング外します。

自作が3点で、このくらいのツールで交換できます。ピックの上の赤いツールはコッター脱着時に役立ちます。ピックに磁力をつけたり外したりできます。

交換部品はこのくらい。ダイハツエッセのステムシール12個交換